戦略とタイミングの駆け引きがシビアで面白い!
ビジネスゲームの名作「アクワイア」です。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、
50年以上も世界中で遊ばれている古典的なボードゲームなのである。
このゲームはホテルを敷設して拡大させながら株を買い集め、
そしてホテルの合併を繰り返してお金を稼ぎます。
つまり、ホテルを経営するのではなく、成長しそうなホテルの株券を購入して
資産運営する「M&A」をテーマとしたゲームです。
ルールは非常にシンプルでありながら、「運」「戦略」「駆け引き」の
バランスは絶妙で奥が深く、ビジネスゲームを嗜む人間としては
外せないボードゲームのひとつでもある!
そんな訳で、ルールやリプレイは各所で嫌というほど紹介されているので、
いつものようにコンポネのみを紹介します。今回は2008年に再販された新版です。
ボード盤
ゲーム内容にあった大人の雰囲気を醸し出したシックなデザイン。
派手さはないのでビジュアル重視の方には面白くないデザインかもしれません。
ホテルタイル
ボード盤に書かれた記号に対応した場所にホテルタイルを置きます。
置いた場所によって、ホテルの敷設、拡大、合併など様々な効果があります。
ホテルチェーンマーカー
どこのホテルチェーンにも属していないタイルの隣に置いた場合、
新しくホテルチェーンを設立することができます。
ホテルチェーンの合併では、株券の多さで「筆頭株主」「第2株主」が決まり、
それ以外は配当金は貰うことはできません。
また、ホテルチェーンの種類は「WORLDWIDE」「SACKSON」「FESTIVAL」
「IMPERIAL」「AMERICAN」「CONTINENTAL」「TOWER」の7種類。
株券
豪華でオサレなデザインの株券です。
この株券は、ボード盤に設立しているホテルチェーンの株券のみ
1ターンにつき最大3枚まで購入することができます。
ちなみに、ホテルチェーンを設立した場合は無料で1枚貰えます。
お金
$6,000を元手にお金を稼ぎます!
株価一覧表
このゲームは「ホテルが合併した時」と「ゲーム終了時」の配当金でしか
お金は手に入らず、株券をたくさん持っていても、すぐに資金が底を付きます。
なので、ホテル合併のタイミングを見極めて、いかに資金を増やし
筆頭株主になるかが勝利のポイントでなのである。
まさにM&Aゲームです!
プレイ
麻雀のようにホテルタイルを相手に見えないようにしてプレイします。
ホテルチェーンの合併
「2D」のマスにホテルタイルを置くと、ホテルチェーンの合併が発生します。
今回は「IMPERIAL」が「FESTIVAL」を買収しました。
買収されたホテルチェーンの株券は「保持」「交換」「売却」を選択できます。
ホテルチェーンの大きさは、株価や合併時の費用に重要な意味を持ちます。
タイルが11枚以上のホテルチェーンは買収されない「セーフチェーン」になります。
といった感じで、会社を育てつつも、お金を稼ぐ為に計画倒産させる…。
まさにシビアでリアルなゲームであります。
コンポネ最強バージョン
過去にはコンポネが豪華なバージョンもリリースされました!
ボードやタイルがプラスチック製なだけでなく、
ホテルチェーンマーカーはジオラマ風で見た目が派手!
このバージョンでプレイするとさらに熱くなります。